めまいは、回転性のめまい(vertigo)と浮動感(dizziness)に大別される。回転性のめまいは、内耳、前庭神経、小脳、脳幹など前庭系系路に急激な偏側性の障害が生じたときに発生する。非回転性の場合は、自立神経失調症、不安神経症、高血圧あるいは低血圧症などに生じる。また、中枢性のめまいと末梢性がある。中枢性のものは、意識障害を伴ったり、複視、運動麻痺、知覚障害などを伴う。メニエール病や、突発性頭痛、良性発作性頭位眩暈症などの末梢性めまいにはこのような症状は伴わない。
治療としては、原因疾患の治療が主となるが、以下のような対症療法がなされる。
1.急性発作時
<点滴静注>
<筋注>
<皮下または筋注>
<筋注>
2.慢性期
<1日3回食後>
<1日3回食後>